" クロスカンパニーが放送大学での社員教育をスタートさせたのは2011年4月。通常、放送大学の講座は半年間で完結する。4月から9月は「マーケティング論」、9月からは「多様化時代の労働」を選択した。

 「マーケティング論は試験的に本社・本部の管理職が受講したのですが、非常に実務に役立ちました。店舗スタッフを後方支援するためにも、まずは本社の人間がいち早くトレンドに敏感でなければなりません」(張替氏)。今までの経験と感性で感じていたトレンドを論理的なマーケティングからも捉え、商品構築やブランディングに落とし込んでいくことが実感できたという。

 同社では、他の研修や教育サービスなども利用したというが、忙しい社員に長期的にスクールに通わせることは難しく、3日間の集中受講にとどめた。しかし集中講座では現場での反すうが行いにくく、学んだことを業務に生かすことができなかったと張替氏は振り返る。「その点、放送大学であれば、スクールに通うことなく毎週1回の講義を受け、現場で学んだことを実践してみるという良いサイクルが生まれます」

 同社では、半年間の受講を完走させるために、週1回曜日を指定して会議室に社員を一堂に集め、受講を促した。その結果、外出して教室に通う負担がなくなったため、スクール形式の講義より断然メリットを感じられたという。"

日経Bizアカデミー|放送大学を活用した教育で社員力をさらに高める